フクビは、これまでに多くの新製品を開発、社会に提供してきました。設計、開発を通じてこれまでなかった製品を提供していくうえでは、必要な性能や安全性が備わっていることとともに、環境に配慮されていることも重要です。
新製品を開発して社会に提供するまでには、設計、開発の各ステップで性能や安全性の検証を幾段にも行いますが、フクビではそれらの検証とあわせて製品の環境影響評価を行っております。独自のチェックシートである「製品環境アセスメントチェックシート」を用いて、すべての設計、開発製品に対して環境配慮の状況を評価点として点数化し、その評価点の平均点に目標を設定して取り組んでおります。
2009年度以降、継続して目標を超える達成を維持しており、引き続き環境に配慮した新製品の提供を図っております。
環境配慮製品は、社会に普及していくことで効果が広がります。
フクビでは、環境配慮製品を普及させていく一つとして、そのアイテムを増やしていく取り組みを進めています。2017年度までは環境ラベルの一つの「エコマーク」認定基準や二酸化炭素排出削減貢献度をベースに対象アイテムを選定して、そのアイテム数を拡大していく取り組みを進めてきました。一方で「エコマーク」認定基準や二酸化炭素排出削減以外でも、フクビの製品はさまざまな形で環境に貢献していくことができます。2018年度からは、原材料・用途の面から対象となる製品分野を拡大し、木粉と再生プラスチックの複合素材「プラスッド」、リフォーム分野、床システム分野、断熱材分野でのアイテム数拡大に取り組むことにしました。あわせて目標もこれまでの5アイテム以上から10アイテム以上としています。2018年は、19アイテムでの拡大をはかり、目標達成となりました。2019年度以降も引き続き10アイテム以上を目標として取り組みを進めています。