環境への取り組み

再資源化の取り組み

フクビではプラスチック製品を多く製造しており、製造過程では、プラスチックを主とした廃材が発生します。
プラスチックには様々な種類があり、製品によって使い分けているため、分別してリサイクルをしたり、製品の原料として再利用したりしています。

プラスチックを種類ごとに台車に分別する。
プラスチックの粉砕装置:
種類ごとに分別したプラスチックを粉砕して、原料に戻す。

化学品の管理

フクビでは試験研究、ものづくりの過程で多くの化学品を使います。化学品が環境中に漏出するようなことがあるとダメージを与えることになります。フクビでは、化学品を厳重に管理して、漏出することがないように努めています。また、燃えやすい化学品の取り扱いもあり、万一の火災に備えての消防設備も整備しています。

危険物貯蔵所:
地震等でも転倒、漏出のないように厳重に管理。
化学品の廃液の管理:
処理委託までの間、厳重に保管。
漏出防止、緊急対応の備え:
万一こぼれても、直ちに吸着や回収など処置をとる。
万一の火災に備えた大型の防火水槽。

省エネパトロール

工場の省エネ意識向上のため、フクビ省エネ部会が本社工場を巡回する取り組み「省エネパトロール」を実施しています。”エネルギー浪費を見逃さない”をスローガンに掲げ、巡回時には、ユーティリティ設備や押出ライン設備などを確認し、休機時にきちんと停止しているか、フィルターなどが掃除されているか、破損して漏れていないかをチェックします。2023年から定期的に実施し、効率的な省エネ対策を実現しています。

省エネパトロールの様子

環境方針・環境マネジメント

環境マネジメント

フクビは、環境マネジメントシステムを導入、環境改善活動を続けております。環境マネジメントシステムには、国際規格の1つであるISO14001を1999年に導入、認証を受けました。引き続き、認証を維持しながら、環境を企業の社会的責任の重要な要素と位置づけて、取り組んでおります。

なお、国際規格のISO14001は、環境に関する課題の進展、国際的な情勢、社会のニーズの変化を踏まえて規格改訂が行われます。直近では2015年に改訂され、ISO14001:2015年版となっております。フクビでは、2017年に移行を行い、引き続き、ISO14001をベースとして取り組みを継続しております。

フクビの環境マネジメント
対象事業所 本社及び本社工場・三方工場・坂井工場・あわらバイオマス工場
認証登録機関 日本環境認証機構 (JACO)
認証登録日 1999年6月30日
登録番号 EC99J1026
登録範囲 プラスチック建材及び産業資材、窯業系建材等の開発、設計、製造及び販売

フクビグループ環境方針

企業理念

  • 化学に立脚し、新たな価値を創造、提案する。
  • 企業経営を通じて、地域に貢献し、環境共生型社会形成に寄与する。

中長期ビジョン

  • 新たな技術開発と市場創造に絶え間なく挑戦し、快適な社会の実現に貢献する。一人一人の成長と企業の成長が一体となることで、喜びを実感できるフクビグループを目指す。

フクビグループの存在は、持続可能社会があってのものである。気候変動、資源・エネルギー、生態系、廃棄物、化学物質などさまざまな環境に関わる社会課題を自分ごととして捉え、製品・サービスをはじめ事業活動全体を通じて環境課題の改善に取り組む。

  1. 環境改善は一人ひとりの取り組みの積み重ねである。自らの業務が環境に影響を及ぼしていることを意識し、お互いに感受性を高め合い、環境活動を推進する。
  2. 事業活動および製品・サービスによる環境への影響を的確に把握するとともにその緩和を推進、環境との調和をはかる。特に及ぼす影響の大きい気候変動、資源・エネルギー、廃棄物については、重点を置いて取り組む。
  3. 製品、サービスにおける環境配慮・環境貢献は、その機能・性能と並ぶ重要な価値である。設計・開発を進めるに当たっては、ライフサイクル全体を通じた環境配慮・環境貢献を落とし込む。
  4. 適用を受ける法令、規則、条例、およびその他の要求事項を順守する。また、これらの改正動向を監視し、漏れなく適時反映する。
  5. 環境活動をより確実、より効果的なものとするために、絶えずレビューをはかり、この環境マネジメントシステムの継続的な改善に努める。

2023年7月21日