フクビ化学の採用情報

戦略部門としての営業企画部

私が勤務する営業企画部は、フクビ化学のいわばマーケティング部門です。フクビ化学は、素材開発・樹脂成形技術を応用して様々な製品をつくっており、住宅産業やエレクトロニクス産業、自動車産業などに供給しています。私の仕事は、こうした市場の動きを分析し、どのような市場でどのようなニーズが生まれつつあるのかを予測。当社の技術でどんな製品が可能かを構想し、商品開発につなげること。これがひとつ。もうひとつは、日々の販売状況を分析し、前線の営業マンに対して販売促進のための施策を提案・提供すること。販促のための資料やツールを作成したり、キャンペーンや全国規模で行われる展示会の企画やブース製作、ショールームのリニューアル企画などを任されています。

“B to B”も“B to C”もSNSも活用しながら

例えば住宅市場の場合ですと、国内のマーケットは人口減の影響を受けて着工戸数は減少していくトレンドにあります。シュリンクするマーケットでどのようにしてシェア争いに勝っていくのか。そのための様々な方策を考えます。また、省エネルギーの家など新たな住宅開発も進んでおり、そこで必要とされる建材や部材も生まれてくる。こうした動きを捉えて営業部門にフィードバックしていくのです。他にも、「国内市場をメインとしていた顧客が海外への事業展開に積極的に動いている」といった情報が営業から入ると、自社の国内外の拠点を活用したサプライチェーンを顧客に提案することで受注を獲得していくといった活動も行ないます。
これらはB to Bのケースですが、今後はB to Cも視野に入れた活動を展開していこうとしています。そのひとつが「DIYマーケット」。若い女性などにも広がっているDIYは、住宅関連製品を数多くつくってきた当社にとっては共通点が多い市場でもあります。DIYを楽しむエンドユーザーのマインドを捉える商品を開発し、SNSなどを通じて情報を拡散しながら拡販していく。こうした動きも、これから営業企画が取り組んでいくテーマだと考えています。

9年間の営業経験を企画に活かす

就活は「営業一筋」で行いました。人と接し、人にもまれることで人間として成長していく営業という仕事に魅力を感じていたからです。フクビ化学に入社後、希望していた営業職として名古屋支店へ配属。意気揚々と赴任したのですが、営業成績は惨憺たるものでした（笑）。1年目はまったくダメ。いったいどうすればいいのか、まったく分からなくなり、落ち込みました。しかし同僚を含め周りの人は辛抱強くサポートしてくれました。そして2年目を迎えた頃から、ようやく数字が上向きだし、3年目からは満足できる成績を収められるようになり、営業という仕事の楽しさ、やりがいを実感できるようになっていきました。こうした9年間の営業経験を買われ、営業企画部に異動となり今日に至ります。

グローバルな舞台で活躍したい

2017年は米国研修に参加できる機会をいただき、フクビUSAをはじめ海外市場をこの目で見てくることができました。実感したのは「フクビの開発力、生産力は海外でもっと活かせる」ということ。グローバルに仕事の可能性を追求する意味でも、さらなる自分の成長を求める意味でも、世界を舞台に活躍できる機会をこの手で掴んでいきたいと願っています。色々と恰好の良い話をしましたが、本来の私は泥臭い人間です（笑）。