フェノバボード遮熱
屋根用断熱材
よくある質問
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フェノバボード遮熱は、壁の断熱材として使用できますか?
屋根専用の商品となるため、お勧め出来ません。
充填断熱の場合は通気層が無いため十分に遮熱効果が発揮されず、外張断熱は防水上の懸念があるため原則お勧めできません。 使用する場合は自己責任で使用してください。 -
フェノバボード遮熱の遮熱面を室内側に向けて施工可能ですか?その場合の効果はありますか?
日射を遮熱する目的で開発しているため、室内側に向けて施工することはお勧めしていません。 また、そのための効果検証はしていません。
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フェノバボード遮熱の屋根専用の固定ピンはありますか?
充填断熱工法の場合は、固定ピンが熱橋になりますので、垂木下に受け材を施工していただくこととしています。 母屋と受け材の上に断熱材を乗せる納めとなります。
また、付加断熱工法の場合は、充填断熱に加え、外側に付加断熱(外張断熱)を施工するため、 熱橋とはならず、規格のフェノバボード固定ピンを使用することができます。
なお、この時の充填断熱外側には空気層を設けない納まりとなります。 -
フェノバボードは基礎の外断熱材として使用できますか?
フェノバボード(ウチコミシリーズ含む)は基礎外側の施工には使用できません。シロアリの食害損傷や強度面でも割れ、防水面でも面材剥離等が発生する恐れがありますので、基礎断熱として使用する場合は基礎内側のみとなります。なお、フェノバボードはシロアリの栄養分とはなりません。
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フェノバボードは雨や水に濡れても大丈夫ですか?大丈夫でない場合、万が一濡れてしまったらどうしたら良いですか?
雨に濡れたままにすることで断熱性能や圧縮強度が低下する可能性があります。乾燥すれば性能はある程度回復しますが、充分乾燥させないと結露やカビの原因になりますのでご注意ください。また、表面の雨染み跡は乾燥しても消えませんので、ご了承ください。
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フェノバボードの強度(引張、圧縮、曲げなど)に関する試験データはありますか?
圧縮強さ・曲げ強さについては、カタログ記載値でご確認ください。尚、JIS A 9521の要求性能に「引張強さ」はございません。
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フェノバボード、充填断熱工法の場合の屋根断熱において、垂木下に受け材を設ける以外に施工方法がございましたら教えていただけますか?
固定ピンや受け材などでフェノバボードを受けないとフェノバボードが落下する恐れがありますので、必ず固定ピンや受け材を取り付けてください。
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フェノバボード遮熱を施工しますが、製品を垂木の上に乗せて施工ですか?垂木間に入れて施工ですか?
垂木の上に直接フェノバボードを施工することはできません。
外張断熱の場合は垂木の上に下地面材を施工し、その上にフェノバボードを施工します。
充填断熱の場合は垂木間に納めて施工してください。 -
フェノバボード遮熱の耐熱温度はどのくらいですか?
フェノール樹脂は熱硬化性樹脂なのでため、高温で溶けることはありませんが、100℃以内の環境下で施工してください。
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フェノバボードはプレカットできますか?
プレカットの対応をしていますが、一部対応していない地域がございますので、最寄りの営業所にお問い合わせください。
事業所・関連会社 -
フェノバボードの傷やえぐれはどうしたら良いですか?充填する補修材はありますか?
補修材はご用意していません。
軽微な傷の場合には防水テープを貼って補修してください。えぐれている場合は取り替えをお願い致します。
尚、取り替える場合は、施工要領書(RC造・後貼接着工法)の「【参考】張替え補修の手順について」をご参照ください。
RC造・後貼接着工法 施工要領書 -
フェノバボードの面には表裏がありますか?
フェノバボード遮熱は銀色の遮熱面が外側です。
ウチコミシリーズは印字面がコンクリートを打ち込む面です。
その他の製品については裏表の区別はございません。 -
フェノバボードに塗装はできますか?
塗装できません。
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フェノバボードの断熱材の区分を教えてください。
JIS A 9521で、フェノバボード・フェノバボードJは「建築用断熱材フェノールフォーム断熱材1種2号DⅠ」に区分されます。
JIS A 9511では、フェノバボードは「フェノールフォーム保温板1種2号D」、フェノバボードJは「フェノールフォーム保温板3種1号A」にそれぞれ区分されます。
なお、厚みによって区分が異なるものがあります。詳細につきましては当社までお問い合わせください。住宅金融支援機構における断熱材の区分は「F」グループです。