フェノバボード
高性能断熱材
よくある質問
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フェノバボード遮熱は、壁の断熱材として使用できますか?
屋根専用の商品となるため、お勧め出来ません。
充填断熱の場合は通気層が無いため十分に遮熱効果が発揮されず、外張断熱は防水上の懸念があるため原則お勧めできません。 使用する場合は自己責任で使用してください。 -
フェノバボード遮熱の遮熱面を室内側に向けて施工可能ですか?その場合の効果はありますか?
日射を遮熱する目的で開発しているため、室内側に向けて施工することはお勧めしていません。 また、そのための効果検証はしていません。
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フェノバボード遮熱の屋根専用の固定ピンはありますか?
充填断熱工法の場合は、固定ピンが熱橋になりますので、垂木下に受け材を施工していただくこととしています。 母屋と受け材の上に断熱材を乗せる納めとなります。
また、付加断熱工法の場合は、充填断熱に加え、外側に付加断熱(外張断熱)を施工するため、 熱橋とはならず、規格のフェノバボード固定ピンを使用することができます。
なお、この時の充填断熱外側には空気層を設けない納まりとなります。 -
フェノバボードR使用枚数の平米目安は何枚ぐらいですか?
6枚⇒10㎡未満 12枚⇒10㎡以上~20㎡未満 18枚⇒20㎡以上~30㎡未満
24枚⇒30㎡以上~40㎡未満 30枚⇒40㎡以上~50㎡未満
※あくまで目安となりますのでご注意ください。 -
フェノバボードは基礎の外断熱材として使用できますか?
フェノバボード(ウチコミシリーズ含む)は基礎外側の施工には使用できません。シロアリの食害損傷や強度面でも割れ、防水面でも面材剥離等が発生する恐れがありますので、基礎断熱として使用する場合は基礎内側のみとなります。なお、フェノバボードはシロアリの栄養分とはなりません。
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フェノバボードRの施工に関して、既存の仕上材(クロス等)は剥がす必要がありますか?
クロスを剥がさなくても施工可能です。
クロスを剥がした方が下地材の状態だったりビス位置を確認できるので、剥がした方が施工はしやすいかと思います。
なお、ビスがきかなく接着でフェノバボードRを貼り付けたい場合は、クロスを剥がして貼り付ける必要があります。 -
RC造の住宅に桟木を打った上に、フェノバボードRは使用できますか?
使用できないケースがRC造ではあります。
まずは、フェノバボード「後貼り密着工法」または「フェノバボードR RC造 施工要領書」をご覧いいただき、なぜ木下地(桟木)が必要なのか。どの部分に何を目的として施工をされるのか。既存の納まりはどうなっているのか。などの確認が必要かと考えます。
OKケース:間仕切り壁で木下地で壁新設の場合、フェノバボードR施工は問題ありません。
NGケース:結露が発生している壁面で木下地新設、その後フェノバボードR施工は問題ありです。
躯体と断熱材が完全に密着して正しい施工をしないと、結露リスクが高いままであるなどはNGとします。 -
フェノバボードは雨や水に濡れても大丈夫ですか?大丈夫でない場合、万が一濡れてしまったらどうしたら良いですか?
雨に濡れたままにすることで断熱性能や圧縮強度が低下する可能性があります。乾燥すれば性能はある程度回復しますが、充分乾燥させないと結露やカビの原因になりますのでご注意ください。また、表面の雨染み跡は乾燥しても消えませんので、ご了承ください。
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フェノバボードとフェノバボードJ、高密度品についての密度と吸水量を教えてください。
いずれも密度25kg/㎥以上・吸水量5.0g/㎠以下です。
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フェノバボードの強度(引張、圧縮、曲げなど)に関する試験データはありますか?
圧縮強さ・曲げ強さについては、カタログ記載値でご確認ください。尚、JIS A 9521の要求性能に「引張強さ」はございません。
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フェノバボードJは基礎内側断熱に使用可能ですか?
使用は可能ですが、フェノバボードJはカタログ記載の通り、充填断熱用途として販売しております。
しかしながら、フェノバボードJを基礎断熱内貼り用途でご使用いただいている例も多数ございます。
その理由としましては、基礎断熱内貼りでの施工において荷重が掛かる納まりでないこと、また、フェノバボード一般品の物性値と比較しても遜色ない性能を有することがあげられます。 -
フェノバボード、充填断熱工法の場合の屋根断熱において、垂木下に受け材を設ける以外に施工方法がございましたら教えていただけますか?
固定ピンや受け材などでフェノバボードを受けないとフェノバボードが落下する恐れがありますので、必ず固定ピンや受け材を取り付けてください。
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玄関土間の下地にフェノバボードは使用可能ですか?土間にフェノバボードを貼って、モルタル塗ってタイル貼りとなります。
フェノバボードが柔らかいので、モルタルやタイル・目地が割れる可能性があり、お勧めできません。
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フェノバボード遮熱を施工しますが、製品を垂木の上に乗せて施工ですか?垂木間に入れて施工ですか?
垂木の上に直接フェノバボードを施工することはできません。
外張断熱の場合は垂木の上に下地面材を施工し、その上にフェノバボードを施工します。
充填断熱の場合は垂木間に納めて施工してください。 -
フェノバボードの防火認定等はHPにありますが、木造住宅で壁を鋼板にしたいのですが何かありますか?
鉄骨造は掲載していますが木造はございません。
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フェノバボードはRC壁に施工できますか?
RCに施工する場合は専用の施工要領書をご参照ください。
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フェノバボードを土間の打ち込みに使えますか?更に上にコンクリートを流します。
基礎立上りや壁になりますので上にコンクリートを載せる事はできません。
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フェノバボードとフェノバボードJを一緒に使えますか?コンクリート打ち込みに使えますか?
フェノバボードとフェノバボードJは一緒に使えますが、コンクリート打ち込みにはウチコミD/DH・ウチコミフネンDFをご使用ください。
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フェノバボードフネンSKやSRですが、厚みによって不燃認定がとれていないということは無いですか?
認定内容は現行の厚みラインアップを網羅したものです。
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フェノバボード遮熱の耐熱温度はどのくらいですか?
フェノール樹脂は熱硬化性樹脂なのでため、高温で溶けることはありませんが、100℃以内の環境下で施工してください。
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フェノバボードJの両面に紙がついていますが、これは同じ紙ですか?片面が濡れてしまいました。
両面とも同じ材質の面材ですが、濡れたままご使用いただくとカビなどの原因となりますので、乾かしてからご使用ください。
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フェノバボードRですが、結露の心配はありませんか?既存の壁に断熱材が入っていない場合、冬場に内部結露みならないか指摘を受けてます。結露にならないメカニズムを含め教えてください。
フェノバRの継ぎ目部分にシーリングを施すことで防湿をしております。また、施工要領書に準じて施工(取り合い部のシーリングも)いただく事で結露対策が可能です。
さらに心配をされるようであれば、暖房機器への配慮もご検討ください。(暖房機器にエアコンを採用するなど) -
フェノバボードはプレカットできますか?
プレカットの対応をしていますが、一部対応していない地域がございますので、最寄りの営業所にお問い合わせください。
事業所・関連会社 -
フェノバボードの傷やえぐれはどうしたら良いですか?充填する補修材はありますか?
補修材はご用意していません。
軽微な傷の場合には防水テープを貼って補修してください。えぐれている場合は取り替えをお願い致します。
尚、取り替える場合は、施工要領書(RC造・後貼接着工法)の「【参考】張替え補修の手順について」をご参照ください。
RC造・後貼接着工法 施工要領書 -
フェノバボードフネン、ウチコミフネンDFの密度と吸水量を教えてください。
密度25kg/㎥以上、吸水量5.0g/100㎠以下です。
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フェノバボードの面には表裏がありますか?
フェノバボード遮熱は銀色の遮熱面が外側です。
ウチコミシリーズは印字面がコンクリートを打ち込む面です。
その他の製品については裏表の区別はございません。 -
フェノバボードに塗装はできますか?
塗装できません。
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フェノバボードフネンにはSKとSRがありますが、違いは何ですか?
不燃面(水酸化アルミニウム紙とアルミニウム箔)がフェノバボードフネンSKは片面のみで、フェノバボードフネンSRは両面です。
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フェノバボードとフェノバボードJの違いは何ですか?
フェノバボードJは床・屋根部の充填断熱専用の製品です。
フェノバボードとは密度に違いがありますが、いずれもJIS A 9521の「フェノールフォーム保温版1種2号DⅠ」に該当します。 -
フェノバボードの断熱材の区分を教えてください。
JIS A 9521で、フェノバボード・フェノバボードJは「建築用断熱材フェノールフォーム断熱材1種2号DⅠ」に区分されます。
JIS A 9511では、フェノバボードは「フェノールフォーム保温板1種2号D」、フェノバボードJは「フェノールフォーム保温板3種1号A」にそれぞれ区分されます。
なお、厚みによって区分が異なるものがあります。詳細につきましては当社までお問い合わせください。住宅金融支援機構における断熱材の区分は「F」グループです。