新着情報

背景と狙い

　全国の学校施設では、約６割が築40年以上と老朽化が進む中、昨今の猛暑・厳寒から児童・生徒の健康や学習環境にも深刻な影響が出ています。

　本取り組みは、業界トップクラスの断熱性能（0.019W/m・K）を誇る高性能断熱材『フェノバボードR』と樹脂製内窓『メルツエンサッシ内窓』を用いた文教施設の断熱改修効果について、2022年3月末をもって閉校した南越前町立「今庄中学校」を活用し、温熱環境の変化や、エネルギー効率の改善効果などの実証データを取得することにより、次世代型学校整備モデルの構築を目指すものです。

期待される効果

✔　快適性の向上：夏冬の室内環境を改善し、授業に集中できる環境に

✔　環境負荷低減：空調負荷低減によるCO₂排出抑制

✔　教育的効果：児童・生徒が断熱改修の効果を‘体感的に学ぶ’環境教育に寄与

✔　標準モデル構築：全国の学校改修に展開可能な実証モデルの構築

今後の展望

　本プロジェクトでは、断熱改修による猛暑・厳寒対策やエネルギー効率改善効果などの教育現場に即したデータ検証に加え、施工工数・コストの削減やLCAに基づく廃棄物削減の効果検証も併行して進めております。　

　将来的には、プロジェクトを通じて得られた知見を体系化し、全国の自治体・設計事務所および教育機関へ展開することで、教育環境の改善と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

出展のご案内

　2025年10月23日（木）、24日（金）の両日に「福井県産業会館」にて開催される「北陸技術交流テクノフェア2025」にて、本プロジェクトに関する展示を予定しております。是非ご来場ください。　

https://www.technofair.jp/?year=2025　

本リリースに関するお問い合わせ

フクビ化学工業株式会社　建材事業本部　市場企画開発部　新市場開発課　島

〒918-8585 福井県福井市三十八社町 33-66         TEL：0776-38-8011　　MAIL：y-shima@fukuvi.co.jp