フクビの付加価値提案

開発型企業集団として、
フクビグループは
さまざまな付加価値を
提案し続けております。

①ふくいWOODバイオマスセンターによる取り組み

地域の森林組合と共同で「ふくいWOODバイオマスセンター」を運営、地域の森林から出る間伐材の有効活用を進めています。間伐材から得られる木粉とリサイクルプラスチックを混合して人工木材「プラスッド」を製造、天然木に替わるルーバーやデッキとして提案しています。また「ふくいWOODバイオマスセンター」から出る木チップは、地域の温泉旅館にも給湯用燃料として活用されています。ものづくりの当社、森林組合、温泉旅館と業種がまったく異なる企業どうしがタイアップした取り組みは、これからの地域と環境を考えた大きな試みです。「ふくいWOODバイオマスセンター」による3者の取り組みは、地域活性、環境共生のユニークな取り組みとして、2016年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

フクビあわらバイオマス工場 ふくいWOODバイオマスセンター内のフクビあわらバイオマス工場

製品「ソライエデッキ」 木粉とリサイクルプラスチックによる
人工木材「プラスッド」
製品「ソライエデッキ」

木粉・樹脂複合素材「プラスッド」

木粉・樹脂複合素材「プラスッド」は、木粉と再生プラスチックから造る人工木材です。木に替わる耐久性の高いデッキ材、ルーバー材として使用されています。再生プラスチックには、電線等を巻くボビンの廃材などを活用したABS樹脂を使用しています。

プラスッド

プラスッド

木粉・樹脂複合素材
「プラスッド」

➁炭素繊維複合材料 (CFRP)

近年、公共インフラの老朽化が顕在化しており、主に橋梁等に対する補修、補強、更新等の産学連携での取り組みに参画しております。

炭素繊維複合材は、軽い・強い・錆びない特長を活かして、短工期でライフサイクルコストの低減が期待できます。フクビが参画するこの『炭素繊維を用いた橋梁補修・補強技術開発』の活動は、2017年8月に国土交通省の「平成29年度建設技術研究開発助成制度」に採択されました。

炭素繊維複合材料 炭素繊維複合材料

③床衝撃音低減材「サイレントドロップ」

住まいの上の階から伝わる人の飛び跳ね音や歩行音を、天井に置くだけの施工に手間を掛けずに低減できる製品です。これまでリサイクル用途が限られた壁紙の端材を利用しています。従来の防音対策の製品と比較して軽量化が図られ、住まいに対する重量負荷も軽減されています。

都市や建築・住宅の未来を切り開く優れた建材・設備として、日経アーキテクチュアと日経ホームビルダーが主催する「建材設備大賞」を2018年4月に受賞しました。

床衝撃音低減材「サイレントドロップ」 床衝撃音低減材「サイレントドロップ」

建材設備大賞」ロゴ 「建材設備大賞」ロゴ

 

④フクビエアサイクルの家

1984年より「フクビエアサイクルの家」を提案しています。 住まいの空間における温度差や結露をなくして住む人の健康を支えるとともに、湿潤な気候風土でも湿気がこもることなく乾燥を保ち、住まいの長寿化も支える工法です。また、空調等に費やすエネルギーの削減にも寄与します。

この「フクビエアサイクルの家」が、日本能率協会主催の「Japan Home & Building Show 2018」において「優れた建築を生みだすことに貢献し得る優れた製品、未来への布石となる製品」として「みらいのたね賞」を受賞しました。

フクビエアサイクルの家 フクビエアサイクルの家

みらいのたね賞 みらいのたね賞 受賞

⑤高性能フェノールフォーム断熱材「フェノバボード」

住宅・建築物において省エネ基準への適合義務化、およびZEHやZEBへの取り組みが促進され、高断熱化・省エネ化の住宅および建築物の供給が普及してきています。また、建築物においては火災時の安全性が大きく問われ、不燃化が求められる場合が多くあります。

高い断熱性能と防火性能を有するフェノバボードは、住宅・非住宅の建築物、産業資材用途に広く使用が可能な断熱材で、空調等に費やすエネルギーを削減します。 また、製造工程で発泡材として当社独自のノンフロンガスを使用し、地球温暖化の抑制にも寄与しています。

フェノバボード 高性能フェノールフォーム断熱材
「フェノバボード」

⑥不燃手すき和紙化粧板「越柊(こしゅう)」

福井県の伝統工芸品である手すき越前和紙にコーティングを施し、酸化マグネシウム板と複合して大判パネルとした、施工しやすい化粧板です。手すき和紙の質感をそのまま残しながら、当社でコーティング処理を行って耐久性や火に対する性能を高めました。不燃材料の大臣認定を取得し、これまで和紙を使用するのが難しかったホテルや商業施設で使用することが可能となりました。

同じ福井県内で和紙問屋を営む株式会社杉原商店がパートナーとなり、タッグを組んで開発した「越柊」は、2019年度のグッドデザイン賞を受賞。「従来使用できなかった環境で和紙の魅力を伝えられる」と、フクビの掲げる地方創生に貢献する日本の伝統美が高く評価されました。

越柊(こしゅう) 不燃手すき和紙化粧板
「越柊(こしゅう)」

⑦保育施設向け製品「ピュアナガード」「ベリーウェイ」

「ピュアナガード」は、柔らかい樹脂と中空層を設けた形状とすることで危ない角部から子どもを守る「クッション性」と、表面に防汚コーティングを施すことで美観を保つ「防汚性」を両立した、保育施設向けの美観と安全を保つことができるコーナーガードです。

「ベリーウェイ」は、保育施設で遊ぶ子供と働く大人を思い、整理面、教育面、心理面から見た「デザイン性」と耐衝撃性、耐傷性、清掃性など腰壁としての「機能性」を兼ね備えた保育施設向けの腰壁シートです。一年中心地よく過ごせる保育空間づくりに貢献します。

この2つの保育施設向け製品が、子どもたちの安全・安心に貢献し、子どもたちの創造性と未来を拓くデザインであることが評価され、2020年度の「キッズデザイン賞」を受賞しました。

ピュアナガード ピュアナガード

ベリーウェイ ベリーウェイ

⑧コミュニケーションマスク

コロナ禍により、常にマスクを着用することが新しい生活様式になりつつあります。手話を使う方々や表情を伝えることが重要な職業の方々(保育・介護・手話等)から、「口の動きや表情を相手に伝えることができなくなり不自由になった」という声が多く寄せられ、この問題を解決するために透明な「コミュニケーションマスク」を開発しました。

口元全体を覆う形状で、飛沫の拡散防止にも有効。口との距離も適度に保つことができるので、空気がこもりにくく、息苦しさも少なくなっています。樹脂製で、洗ったり汚れを拭き取ったりして繰り返し使用できるので、廃棄マスクの削減にも寄与しています。

コミュニケーションマスク コミュニケーションマスク

⑨フクビリュームFU VPT

昨今、新型コロナウイルスだけでなく、様々なウイルスの抑制が求められており、既に抗菌・消臭・防汚性を有していた当社の建材コーティング加工に、更に抗ウイルス性を付与する技術開発を行い、新たな床材を発売しました。

この抗ウイルス機能性コーティング技術「ヴィップテック」を施した床材は、抗菌・消臭・防汚性のほか、下層の特殊発泡層により上部から加わる衝撃吸収性も有しています。また、SIAA(抗菌製品技術協議会)の抗ウイルス認証を取得しています。

フクビリューム フクビリュームFU VPT

⑩ハーツラスARを使用した飛沫防止パネル

新型コロナウイルス感染症対策として飛沫防止アクリルパネルが推奨されていますが、市販されている通常アクリルパネルの場合、約8%の光が反射するため、自分自身や周りの風景が映り込み、ストレス感を与えたり、飲食店や店舗内の雰囲気が損なわれたりする声も上がっています。

反射防止のコーティングを施した「ハーツラスAR」使用のパネルは、光の反射を1%程度に減らすことができるため、店舗や接客業などの場において、透明感のある質の高い空間にすることが出来、安心・安全で反射の少ない、ストレスの無い快適なコミュニケーション空間の提供に寄与。従来品に比べ、目の負担や疲労感も軽減します。

ハーツラスAR ハーツラスARを使用した飛沫防止パネル

⑪ファンダライン

近年、世界中の多くの都市で、まちやストリートを多様な活動が繰り広げられる空間へと再構築する取り組みが進められています。

この取り組みは都市に活力を生み出し、国際競争力の向上に繋がることから、日本国内においても行政の主導によるまちやストリートの再活用に関する様々な取り組みが策定されています。「ファンダライン」は、間伐材を有効活用することで環境に貢献する人工木材「プラスッド」を使用した、公共空間向けの屋外家具シリーズです。長期間屋外で使用することができる耐久性を備えたベンチやテーブルなどをラインナップし、街中の賑わい創出や、歩行者に癒しの場を提供し、持続可能な街づくりに貢献します。

ファンダライン ファンダライン

⑫CFRTPの実用化に向けた開発

熱可塑性炭素繊維複合材(CFRTP)の製造過程で低コスト化と省エネルギーを目指す開発テーマが、国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」実用化開発フェーズに、助成金対象として採択されました。

当社は 2017 年より福井県工業技術センターと CFRTP に関する共同開発を実施しており、現在はサンプルの顧客評価を実施している段階です。自社工場での一貫生産によるコスト低減および省エネルギー化と、今後の実用化により、自動車部材などの軽量化での燃費向上や、高耐久性による交換頻度の削減が期待されています。

フィルム 熱可塑性樹脂フィルム

薄層プリプレグシート 薄層プリプレグシート

チョップドシート チョップドシート

プレス成型形品 プレス成型形品